【NEWS】(2017.11.22更新)

I.L.C 百合コンセプトアルバム『Ribbon』12月1日から各流通にて順次通販開始。

初のワークスベストアルバム『Toshinori Orikura Works Collection “Synergy”』12月20日より正式発売。

オトメイトレコード様『おとどけカレシ』主題歌の作編曲を担当させていただきました。

Campus様『フルウソ-Complete Four Seasons-』主題歌の作編曲を担当させていただきました。

SILKYS PLUS様『バタフライシーカー』主題歌の編曲を担当させていただきました。

Ribbon曲解説③「花守りの夢」について

かなり間が空いてしまいましたが、Ribbonの曲紹介?解説?シリーズ第3弾。
「花守りの夢」についてです。

この曲はファンタジー色の中で設定した百合曲になります。
前述のように直接作品としては多く知っているわけではないのですが、
イラストで想像してもファンタジー×百合というのは、
それだけで綺麗なイメージがつきやすいですね。
それが今回みたいに悲恋的なものでもなおさらです。

曲は6/8拍子、ベースのリズムは比較的ループに近いです。
ミドルテンポのバラードに近く、
アコギもストロークで入れようと思って一度トライしたのですが、
全体がポップというかリアルな方向に引っ張られる気がしたので、
ギターはエレキのコーラスクリーンのみにしました。

そして安定の(?)Bメロ5/4拍子。
サビ中での転調も、他でも時々使いますが、
やはり転調後のキーに気を配らないといけないので大変です(笑)。
今回は転調と同時に上下のコーラスを登場させて雰囲気を強調しました。

2番のBメロを1番の倍尺にしたのはノリだったのですが、
あまり見ない手法で結果面白かったですね。

歌のみとせのりこさんは、ALcotさんの「茜色の境界線」の流れもあってのご一緒だったのですが、
やはり収録時に非常に引き出しが多いので、
現場で曲が「創られていく」感があってとても嬉しいです。

度々言いますが、タイアップの有無に関わらず、
収録時に作家とミュージシャンがそれぞれの技術や感性を混ぜあってこそ、
1+1=2以上のものが出来ますし、それがとても楽しいところです。
今回の歌でも、1番と2番のキャラクター調整や間奏のスキャットなどで、
存分に極の幅を広げていただきました。

そのキャラクター面もそうですが、今回コンポーザーにも関わらず作詞でご協力いただいた三滝航さんにも、
可能な範囲でご自身の百合感を表現していただきました(笑)。
ファンタジー設定と固めの言葉遣いでとても相性も良く、
上記のBメロの5/4の部分が特にハマリが気に入っています。
やはり単純にこういった、一見?一聴?して難しめな言葉が多いほうが、
逆に視覚から脳に入った時に良い意味で引っかかりますからね。
個人的にはとても好きです。

以上、3曲目「花守りの夢」についてでした。

今年の目標?

喪中ではありますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらのブログではRibbonの曲解説を展開中ですが、
このペースだと次に書くことが詰まってしまいますねw
頑張りたいと思います。

さて今年の目標ですが、目標というかモットー?的かも。
ここ数年、曲でも企画でも、音楽や仕事において、
自分だけが持つ、且つ人を惹きつける何かが、
あまりにも自分には無さ過ぎる。
ゼロとは言わないけど、足りなさ過ぎる。

それが欲しくて自分なりにもがきはするけど結果が出ない。
それを1年1年繰り返して、それは多分今年も続きそうです。

ただ、去年の途中くらいから、その欲しいものがより広がりました。
要は、作曲や演奏などに限らず、人間的な価値にも欲が出てきた感じです。
そう書くととても大げさというか、風呂敷を広げすぎにも見えますが、
何でもいいから出来ることを増やす。ということでしょうか。

それが一つでも増えて、何か自分や他人の人生の足しになる可能性を。
それもまた結果は非常にスローペースで出るものかもしれませんが、
ひとまず1年、音楽もそれ以外も試行錯誤してみたいと思います。

2017年のごあいさつ

2017年がもう終わります。
Ribbonの曲解説中ですが、このタイミングなので先にちゃんとご挨拶を。

2017年もまたとても充実した1年でした。
制作だけでなくライブもいくつかサポートさせていただくことが出来ました。

でもまだまだ、数も質も足りません。
きっとどんな仕事をしてる人も同じですが、
今自分に不足していること、必要なことをいくつも把握しているのに、
頑張っているつもりでもそのごく一部しか改善していけない。

今すでに多くの人や運に恵まれています。
今年も頼ったり甘えたり、そればかりでした。
情けなさ、歯がゆさは少しだけ横において、
とりあえずは感謝を。

お仕事させていただいた方。
ご一緒させていただいた方。
曲を聞いてくださった方。
どこか知らないところで褒めてくださった方、ご意見くださった方。

ただお話してくださった方、構ってくださった方。

本当に本当に今年もありがとうございました。
来年もどうかよろしくお願いいたします。

Ribbonについて②「離れたくない」

こんばんわ。さて、アルバム『Ribbon』について2曲目、
「離れたくない」についてです。

この曲はご覧のとおり瀧沢一留さんと坂本美里さんのデュエット形式ですが、
今回は百合コンセプト主体ということもあり、
ぼーかるの形式にはソロありデュエットありと、
設定に合わせてバランスをとってみました。

曲調としては変拍子交じり、浮遊感の有るミドルバラードですが、
結果的にはアルバム全体の曲調の
有る意味センター的なポジションになったと思っています。

変拍子交じりといっても間奏以外は基本的に6/8なのですが、
実は最初に作った時はサビが6/8と5/8を繰り返すというかなり変則的な曲でした。
自主制作企画ですし、なるべく実験的なこともやっていきたかったのですが、
レコーディングまでにお二人に浸透していただくことが
可能かどうかやや自信が持てなかったのでw
結果このようなサビに落ち着きました。

お二人の声は周波数バランスなどで言えば違いはあるのですが、
色はとても近いところにあると思っていて、
こちらからこの組み合わせでお願いしました。
単純な手ごたえで言えば、
キメの入れ方、メロの不思議感、そのメロと他パートとの絡ませ方から、
Dメロが自分ではお気に入りです。


ラスサビが曲中唯一、二人で違うメロで絡む部分なのですが、
部分的にハモりになるようにした演出を、
歌詞で上手く彩っていただきました。
具体的なやり方についてはこちらからお願いしたところもありますが、
ここに「愛している」「あなただけ」という最もストレートな言葉をつけていただけたことで、
存在感がかなり増したと思います。

ではこの次は「花守りの夢」についてです。

『Ribbon』について①

こんにちは。
年末なので色々と近況や作品の話題も多いですが、
その辺りは最低限Twitterでも触れていますので、
今回は予定通りRibbonについて詳しく書き進めていきたいと思います。

Ribbonの全体はご存知百合コンセプトですが、
もっと言うと一本のストーリーではなくオムニバス形式になります。
そもそもぼく自身、百合はとても好き(特にイラスト方面)なのですが、
それを胸を張って言えるほど作品やストーリーに詳しいわけではなかったので、
それをリカバーするためにも今回は普段のILC名義作品と違って、
作詞も外部の方にお願いすることにまず決めました。

そのために順番としては、
各曲の最低限の設定と雰囲気をまず決めて、それに基いたデモを作りました。
そしてそのデモと設定、キーワードをそれぞれの作詞家にお渡しして、
具体的な世界観を詞にしていただきました。
発売後にいくつか拝見させていただいた感想を見る限り、
作詞家さんのお力をお借りして正解だったなと思います。


ということで1曲目「keep a secret」。
歌は初めましての結良まりさんに歌って頂きました。
実は結良さんとはとあるお仕事のスタジオでニアミス(?)し、
少しだけご挨拶とお話をさせていただいていたのですが、
ILC作品で初めてご一緒させていただけたということでも嬉しく思います。


世界観としては勿論女性同士としての、先生と生徒という設定になります。
この具体化は花咲さんにしていただきました。
またぼくからの要望でもあった、
あまり雰囲気を幼くし過ぎないという配分を上手く作っていただいております。
「落書き」「制服」というキーワードで上手く思春期感がありつつ、
Dメロの「目覚める青の世界」のように非現実感もあちこちで強く感じられます。
この部分はまた、2音ごとに呟くように切ったメロの譜割りともとてもマッチしていて、
とても気に入っています。


曲は自分の中では比較的珍しく歌始まりの構成にしてみました。
サビのメロが先に出てきて、
その頭が引き込みやすいメロに思えたので、自然とそう出来ました。
バラードなのですが、リズムループやピアノのアルペジオで比較的リズムがあるので、
Aメロなどでもあまり芯を無くしすぎないようにお願いしました。
サビが後半だけ4/5拍子になるのですが、
全く苦も無くスムーズにあてていただきました。
個人的に最も気に入っているのは、
上記の歌詞でも触れたDメロとラストのコーラスです。
Dメロは途切れ途切れのメロに消えそうなニュアンスがとても綺麗に、
またラストのコーラスは2声×複数本ですが、
凄く柔らかな厚みを出していただけました。


ちなみに個人的な好みとして普段から、
あえてトライアドから一つずらした音をそのコード上での基音にするとグッとくる、というのがあり、
ラストの英語コーラスでもB♭に大してトップのG、Fに対して下のDなどが狙っているポイントです。
他の曲でも多分相当数散見されると思います。


他にも書こうと思えばいくらでも書けるのですが、
ひとまず1曲ごとはこのくらいにして、
少しずつ続けていこうと思います(笑)。
プロフィール

折倉俊則

Author:折倉俊則
作編曲、作詞、ギターなど。
音楽制作チームSTRIKERS(株式会社AYUMI ONE.)所属。

クラシック演奏家の両親から家庭教育を受け、中学生でバンド活動を始める。
高校生でインディーズバンドに結成からギターで参加し、高校卒業時に脱退するまでほぼ全ての作編曲を担当。
専門学校入学と同時に同人などの作曲活動を開始し、現在も同人・商業問わず活動中。

楽曲制作やライブサポート、イベント関連のご依頼は株式会社
株式会社AYUMI ONE.→http://ayumione.co.jp/
折倉宛:image@gc.main.jp

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